11月の「家族の日」と「家族の週間」とは 家族写真を撮るきっかけに
国が定めた「家族の日」と「家族の週間」は、どちらも11月にあります。名前は聞いたことがあっても、いつ、何のために決められたのかまでは知らないという方もいるかもしれません。この記事では、こども家庭庁のページを中心に、家族の日と家族の週間の決まりや、関連して行われてきた取組を紹介し、家族の写真を撮ったり見返したりするきっかけとしての活かし方を考えます。
「家族の日」と「家族の週間」の決まり
定められた経緯と日付
こども家庭庁の「家族の日・家族の週間」のページによると、この2つは平成19年度から内閣府が設けたもので、11月の第3日曜日が「家族の日」、その日をはさんだ前後1週間ずつが「家族の週間」です。目的は、家庭やこどもを社会のみんなで支えていくことの大切さを、広く知ってもらうことにあります。令和5年4月以降は、この期間を中心とした広報や啓発をこども家庭庁が担っています。ページに載っている令和7年度の日程は、家族の日が11月16日(日)、家族の週間が11月9日(日)から22日(土)まででした。同じ決まりを2026年(令和8年)の暦に当てはめると、11月の第3日曜日は15日で、その前後1週間は11月8日(日)から21日(土)にあたります。その年の正式な日程は、こども家庭庁の発表で確かめてください。
秋の「こどもまんなか月間」の一つとして
家族の日と家族の週間は、秋の「こどもまんなか月間」の一部として行われ、賛同した企業や自治体などが自分たちで考えた取組を進めるよう、こども家庭庁が呼びかけています。こども家庭庁の「秋のこどもまんなか月間2025年(令和7年)」のページは、11月をこの月間とし、こどもや子育て中の家庭を社会全体で支える雰囲気を広げていくとしています。家族の日の啓発のためのロゴマークもあり、使いたい場合は申請するよう案内されています。令和7年の月間に並んでいたこども家庭庁の取組には、次のようなものがありました。
- 「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」(11月1日から30日まで)
- 「乳幼児突然死症候群(SIDS)対策強化月間」(11月1日から30日まで)
- 「健やか親子21全国大会」(11月27日と28日)
- 家族の日・家族の週間(この年の家族の日は11月16日)
- 「未来をつくる こどもまんなかアワード」の表彰式(11月27日)
自治体の取組の例
都道府県の中にも、国の取組と合わせて動いているところがあり、たとえば千葉県は、家族や地域の大切さを伝え、結婚や子育てを県全体で応援する雰囲気をつくるために、ポスターを作って知らせています。ポスターの案内には、この機会に家族や地域、子どもを温かく見守ることの大切さを考えてみませんか、という呼びかけが添えられています。千葉県のページ(令和5年11月13日更新)には、その年の家族の日が11月19日、家族の週間が11月12日から25日までだったことも載っています。県のページでも、国の説明と同じく、11月の第3日曜日とその前後1週間を平成19年度から定めたものと紹介しています。
写真コンクールに見る「家族の日」と写真
令和5年のコンクールのテーマ
こども家庭庁は、令和5年に「こどもまんなか『家族の日』写真コンクール」を開き、8月1日から9月4日まで作品を募りました。テーマは次の三つで、それぞれ作品の例が示されていました。
- こどもまんなか部門:好きなことに夢中になっている姿など、こどもが主役になっている写真
- あったかファミリー部門:家族の団らんや、父親の育児、三世代がそろう様子など、子育て家族のつながりを感じる写真
- いきいき地域部門:地域の人とこどもたちのふれあいや、地域の子育ての催しなどの写真
応募は未発表のオリジナル作品1点に限られ、こどもが撮った写真でもよく、こどもの姿がなくても、こどもの視点が伝わる一枚なら応募できるとされていました。賞は各テーマで最優秀賞1点と優秀賞4点以内の、あわせて最大15点で、入賞作品は作品集にまとめて配ると案内されていました。受賞作品の発表のページには、見る人の心を温める写真を広く募り、全国の各地から1441の作品が集まったと書かれています。
応募のときの注意から考えること
募集の要領では、人が写っている写真を応募するときは、前もって写っている本人の同意を得るよう求めていました。写っている人が未成年のときは、保護者が同意していることに加え、本人にもコンクールの目的を話して、応募をどう思うかという本人の気持ちや意見を尊重するよう求めています。ほかの人の著作権や肖像権を侵さないようにという注意もありました。入賞した写真をホームページに載せるときに個人が分からないよう加工してほしいという申し出に応じることや、応募のあとでも取り下げられることも書かれていました。家族の写真を人に見せたり、どこかに出したりするときにも、写っている一人ひとり、とくに子ども本人の気持ちを確かめるという考え方は、そのまま参考にできます。
家族の日を、写真を撮り、見返すきっかけに
家族の日と家族の週間は、家庭とこどもを社会のみんなで支える大切さを考えるために設けられた期間です。毎年11月の第3日曜日と決まっているので、家族の行事として予定に入れておきやすい日でもあります。家族がそろう機会に写真を撮ったり、これまでの写真を一緒に見返したりすることも、この期間の過ごし方の一つになるでしょう。写真を外に出すときには、コンクールの注意にあったように、写っている人、とくに子どもの気持ちを確かめてからにしてください。
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参考にした資料
各ページの内容は、2026年10月13日に確かめたものです。
























