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コラム

大学入学共通テストの出願の顔写真 大学入試センターが示す条件と使えない写真

大学入学共通テストの出願では、顔写真を紙ではなくデータで用意して、出願サイトに登録します。この記事では、大学入試センターが公表している「令和9年度 受験案内」と「令和9年度 大学入学共通テストQ&A」をもとに、顔写真の条件や使えない写真の例、登録したあとの流れを整理します。令和9年度の出願の受付はすでに終わっていますが、写真の考え方を知っておくと、次の年度に受験する人の準備にも役立ちます。条件は年度ごとに改められることがあるので、実際に出願するときは、その年度の受験案内を必ず確かめてください。

令和9年度の出願と顔写真データ

出願はWebだけ、写真はデータで用意

大学入試センターのQ&Aによると、令和9年度の共通テストはWeb出願で、志願者が一人ひとりパソコンやスマートフォンなどを使い、共通テスト出願サイトから手続をします。郵送で出願することはできないと書かれています。出願に要るものとして挙げられているのは、インターネットにつながる端末、メールアドレス、そして令和8年7月1日以降に撮った顔写真のデータの3つです。写真は印刷したものではなく、データで準備するよう案内されています。

登録した写真が使われる場面

受験案内によると、登録した顔写真は受験票に印字されるうえ、試験場になる大学にも渡され、試験の当日に本人かどうかを確かめるのに使われます。共通テストの成績を使う選抜に出願した先の大学にも、同じ写真が提供されると書かれています。また、わざと本人ではない人の写真を登録するようなことは不正行為にあたり、そう認定されると共通テストを受けられないと明記されています。受験票の説明にも、出願のときに登録した写真がそこに表示されるとあります。受験票はA4の白い紙に自分で印刷するもので、背景の透かしや顔写真、写真に重なる「大学入試センター」の文字がはっきり出ていれば、カラーでも白黒でもよいとされています。

令和9年度の主な日程

令和9年度の案内に載っている日程のうち、写真に関わるものを並べると次のとおりです。

  • 出願内容の登録(顔写真データのアップロードを含む):令和8年9月15日(火)の10時00分から10月2日(金)の17時00分まで
  • 出願内容の確認・訂正:10月9日(金)の10時00分から10月16日(金)の17時00分まで
  • 受験票を取得できる日:令和8年12月4日(金)の10時00分から
  • 本試験の日:令和9年1月16日(土)と17日(日)

受験案内が示す条件

撮り方とデータについての条件

受験案内の「顔写真について」では、令和8年7月1日以降に撮った、上半身が写っていて、帽子をかぶらず、背景に何も写っていない写真のデータを、出願に使う端末に前もって保存しておくよう求めています。画像がはっきりしていれば、カラーか白黒かは問われず、スマートフォンやデジタルカメラで撮ったものでもかまいません。ただし、アプリなどで手を加えた写真や、印刷済みの写真・画面に映した写真をもう一度撮り直したものは使えないとされています。出願サイトの上で拡大や縮小、回転、切り抜きができるので、画面のガイド線に顔を合わせて整えますが、頭の上の余白が広すぎる写真などは、うまく合わせられない場合があるそうです。データは5MB以内で、ファイルの形式は「.jpg」「.jpeg」「.jpe」「.png」「.heic」「.heif」のどれかに限られます。試験のあいだ眼鏡をかける人は、眼鏡をかけたまま撮るよう案内されています。

受付できないとされる例

受験案内には「受付できない写真の例」として12の例が載っています。内容ごとにまとめると、次のようになります。

  • 顔の大きさや位置が合っていない(小さすぎる、大きすぎて頭やあごが切れている、片側に寄っている)
  • 目元が見えにくい、または顔に影がある(長い前髪、前髪やスマートフォンなどの機材の影)
  • 背景に風景や壁の模様、カーテンなどが入っている、または背景に影が映っている
  • サングラスやマスク、マフラー、帽子、イヤホン(無線のものも含む)を身につけている
  • ピントのずれや手ぶれでぼやけている、顔や眼鏡に光が反射して見えない部分がある
  • 顔が横を向いている、目線がそれているなど正面を向いていない
  • アプリなどで加工や修正をしている

医療上や宗教上の理由で帽子などを着けた写真を登録したい場合は、受験上の配慮の申請などがいるため、大学入試センターに連絡するよう案内されています。

受け付けられなかったときの流れ

登録した写真が受け付けられると、メールとマイページの「お知らせ」で知らされます。いったん登録(一時保存を含む)した写真は、受け付けられないと判定されたときを除いて差し替えられないため、登録する前の確認が大切です。Q&Aでも、審査の途中や承認されたあとの写真は変えられないと説明しています。受け付けられない写真と判定されたときは、出願内容の登録期間か、確認・訂正期間のうちに写真を登録し直します。その期間を過ぎても受け付けられる写真を登録できていないと、12月以降にマイページから取る受験票を、試験の当日に使えなくなると書かれています。なお、写真が受け付けられなかった場合でも、出願期間内に検定料などの支払いまで済ませていれば、出願そのものは受理されるとしています。

写真を用意するときに確かめたいこと

ここまでの内容から、写真を準備するときの確認の順番をまとめます。

  • 撮影した時期が、その年度の受験案内の決める日より後か(令和9年度は令和8年7月1日以降)
  • 上半身が写り、帽子がなく、背景に何もない写真か
  • アプリなどで手を加えていないか
  • データの大きさと形式が案内のとおりか
  • 顔の大きさや頭の上の余白が、ガイド線に合わせられる範囲か

写真が受け付けられるかどうかは、出願したあとに大学入試センターが判定し、その結果はメールとマイページで届きます。登録のあとで差し替えられる場面は限られているので、撮った写真を受験案内の例と見比べてから登録すると、手戻りを避けやすくなります。

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参考にした資料

各ページの内容は、2026年10月13日に確かめたものです。

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