母子健康手帳に残る成長の記録と、節目の家族写真を一緒にしまう工夫
妊娠がわかって受け取る母子健康手帳は、赤ちゃんが生まれたあとも、何年にもわたって書き足していく記録帳です。お宮参りや1歳の誕生日のように、写真を撮る節目と手帳に書き込む時期が重なることがあります。この記事では、こども家庭庁が公開している母子健康手帳の様式をもとに、手帳にどんな記録を残せるのかを確かめ、節目の写真と一緒に残しておくための工夫を考えます。手帳の記録の読み方や健康についての判断は、医療機関や市町村の窓口で確かめてください。
いまの母子健康手帳のかたち
令和8年4月から使われている様式
こども家庭庁の「母子健康手帳」のページには、令和8年4月1日に施行された府令様式が載っています。様式の表紙には、交付した市町村の名前と交付の日付を書く欄があり、手帳が市町村から渡されるものであることが分かります。府令様式のほかに任意様式があり、そのうち紙でも渡すことになっている部分と、電子的な形で渡すことになっている部分に分かれています。電子的に提供される部分は「母子健康手帳情報支援サイト」にまとめられていて、これまで紙の手帳に載っていた出産や育児についての情報などを読むことができます。
支援サイトで読める情報
支援サイトにある項目を分野ごとに並べると、次のとおりです。
- 妊娠と出産、生まれてまもない赤ちゃん、予防接種、育児のしおり、食事と栄養、口と歯について
- 働く人のための出産や育児の制度と、主な医療給付などの制度
- こどもの病気やけが、事故の予防、のどにものが詰まったときの手当、心肺蘇生法
- 児童憲章
支援サイトには、赤ちゃんが小さく生まれた家族、ふたごなどの多胎を妊娠・出産した家族、外国人の家族に向けた案内の入り口もあります。ファイルごとに最終更新の日付が添えられていて、多くは令和7年12月23日の更新です。紙の手帳とあわせて、こうした情報をスマートフォンなどで読めるようになっています。
手帳に書き残せる成長の記録
妊娠中から出産まで
府令様式には妊娠中の記録の欄があり、自分の体調のほか、健診のときに質問したいことや、生まれてくる赤ちゃんへの思いを書いておくよう促しています。父親やまわりの家族のためのページもあり、そこにも赤ちゃんを迎える思いを書いておけます。このほか、両親学級などに出た記録や、出産のときの様子を記す欄も設けられています。出産のあとには、母親が自分の気持ちを自由に書く「母親自身の記録」や、産後ケアを使ったときに書いてもらう欄もあります。
生まれてから6歳まで
表紙の次には保護者や子どもの名前などを書く欄があり、手帳を受け取ったときに自分ですぐ書き込むよう添えられています。手帳のはじめには出生届を出したことを証明してもらう欄があり、赤ちゃんが生まれてから14日のうちに出生届を出し、そのときにこの欄の証明も受けるよう書かれています。生まれたあとは「保護者の記録」のページが、生後2週間ごろから6歳ごろまで、時期ごとに用意されています。どのページにも、成長の様子や育児で気になること、かかった病気、感想を自由に書く欄があります。1歳から6歳までの各年のページには、誕生日を迎えた日付と、保護者から子どもへの誕生日のメッセージを書き込む場所もあります。記録のページには時期ごとの問いも並び、1歳のころのページでは、つたい歩きを始めた時期やバイバイなどの身振りをするか、6歳のころのページでは、ひらがなで自分の名前を読み書きできるかを尋ねています。歯が生えた月日を図に書き込むページもあります。身長や体重は、令和5年の調査をもとにした発育曲線のグラフに書き入れられるようになっています。予防接種の記録の欄もあります。任意様式のほうには「学童期以降の記録」があり、小学1年生から中学3年生、さらに16歳から18歳まで、検査日や身長、体重、視力などを書き込む表になっています。子育てについて相談した日付と内容、相談先を書いておく欄も任意様式に含まれています。保護者の記録のページには、医療機関やこども家庭センターなどが参考にするので丁寧に書くこと、気になることは医師や保健師、助産師に相談することが添えられています。手帳は思い出の記録であると同時に、健診や受診の場で使われる記録でもあるということです。また、支援サイトの「育児のしおり」は、赤ちゃんの育ち方は一人ひとり大きく違うので、よその子と比べて気にしすぎないようにと書いています。
記録と写真をいっしょに残すために
ここからは、手帳と節目の写真を一緒に残すための、暮らしの中の工夫です。
- 写真の裏やアルバムの余白、データのファイル名に、撮った日付とそのときの月齢や年齢を書いておくと、手帳の「保護者の記録」のどの時期にあたるかを照らし合わせやすくなります。
- 誕生日のメッセージを書いたページの時期の写真を選んでおくと、文字と写真で同じ日を振り返ることができます。
- 手帳は健診や受診で持ち出すものなので、写真と同じ箱にしまう場合も、すぐに取り出せる場所にしておきます。
- 写真のデータは、撮ってもらった先の保存の期間を確かめたうえで、家族の手元でも保管しておきます。
母子健康手帳には、妊娠中の気持ちから、生まれてからの成長の様子、誕生日のメッセージまで、時期ごとの記録を書き込む場所が用意されています。節目の写真と手帳の記録を同じ時期でそろえておくと、子どもが大きくなったときに一緒に見返す手がかりになるでしょう。手帳の様式や支援サイトの内容は改められることがあるので、最新の内容はこども家庭庁のページで確かめてください。
フォトアトリエ八千華のご案内
フォトアトリエ八千華は、群馬県太田市の写真スタジオで、完全予約制と案内しています。記念写真のページでは、ニューボーンやベビー、お宮参り・百日祝い、バースデーなどの撮影を案内しています。七五三のよくある質問では、写真のデータの社内での保存期間は1年と案内しています。八千華での撮影について知りたいことは、公式サイトのお問い合わせページからご相談ください。
参考にした資料
各ページの内容は、2026年10月13日に確かめたものです。
























